甘酸っぱさMAX!青春の思い出6

ある日のこと。

『ただいま~』と

いつものように学校から

帰って来て玄関に入ると、

いつもは『お帰り。』と

言って出迎えてくれる母の姿が

無かった。

 

あれ?おかしいな。

留守なのかな。。。

と思って中に

入っていったら。。

 

静かなリビングで

母が一人、ポツンと座ってて、

<なんだ、いたのか!>と

驚かせるなよ、と思った瞬間。。

 

『ちょっと、そこに座りなさい』

と言って、なんか穏やかな

感じ、じゃない。

 

なんだ?なんだ?

また隠してある煙草でも、

バレたかな?と思ったんだけど。

 

『これは、一体、何なの!』と、

テーブルの上にバン!と置かれた物は

コンドームだった。(中身の1個のみ)

 

『なんで高校生がこんな物を

 持ってるの!!!(怒)』

 

『うるせえーな。なんで人の机の中、

 勝手に開けるんだよ。そういうこと、

 やめろ!って前にも言ったろ?』

 

母は、いつも本当に手癖が悪くて、

時々、抜き打ちで、僕の部屋の机の中や

押し入れの中とか、、スポーツバッグとか、

下手すると天井の裏まで調べて、

僕の悪事?を見つ出すことを

生き甲斐としている?ような

ところがあって。

 

そのコンドームだって、

机を開けただけでは分からないように、

お菓子の空き箱の中に入れて

隠しておいたんだけれど、

それすらも見つけ出すような母で。

 

これまでにも、中学生の時から、

ウィスキーの小瓶、煙草、ライター、

ライター用オイル、置灰皿、携帯灰皿、

エロ本類と数々の摘発と逮捕という

憂き目に遭ってる。

 

母の中では、悪い物の序列という

のがあって、一番、重罪になるのが

エロ系の物で、これら関連の物が

摘発された時は、マジで3日ぐらい

口を利いて貰えない。

 

『お帰り』すらも言ってくれない。

 食事も無言の提供。

エロ本類は水着写真集も含め、

完全没収で全部焼却処分という

厳罰な処分。

自分で買った物なのか人から

借りた物なのかも聞かずに

勝手に焼却処分する。

しかも僕が家に帰ってくる前に。

 

母が嫌がる順というのもあって。。

 

1位.どぎついエロ本

2位.成人用エロ漫画

3位.アイドル系水着写真集

4位.煙草関連グッズ

5位.お酒類

6位.母が気に入らない物全部

 

下される処分だけど・・・

 

エロ本の類の刑罰は、

全部没収された上、焼却処分。

そして<完全無言の刑3日間>

食事も無言提供される。

 

その他の物は、上から順に、

怒鳴る!喚く!

小言をしつこく言う!

という刑罰が下される。

摘発された物は、

軒並み、全部処分される。

例え、どんな高価な物でも。

(2万円近くのジッポライター

を捨てられた事もあった)

 

今回は、顔にも言葉にも

出して怒っているので、

まだ完全にはキレていないが。

 

どうしてキレてないのが

分かるかと言うと、

中学校から帰った時、

母がいるのに、返事も

出迎えもないので

変だな?と思いつつも、

もしや?と思って、

押し入れをチェックしたら、

カモフラージュして隠しておいた

友達から借りたエロ本全部が、

紙袋ごと消えていて。。。

その時、生まれて初めて

母から完全に無視され3日間も

口を利いて貰えなかったという

事があったので。

 

兎に角、母は僕が大人の男になって

いくのが嫌なようで、

思春期の僕が、性に関心を示すと

嫌悪感を剝き出しにして

どこまでも激しく罵った。

 

今回のコンドームだってそう。

『高校生がなんでそんな物が必要なのか?』

って激怒して聞くけど、

『高校生だから必要なんだろ!』って

言いたかったよ。

 

勿論、そんなこと言ったら、

火に油を注ぐだけだから

決して言わないけど。

 

もし言ったら何て言われるかも

想像がつくしね。

 

多分、こういうよ。

『女性の体に興味持つ

子供なんて私の子じゃない!』

って。

 

コンドームも、本当は、

どんな物か知りたくて、また装着も

してみたくて自販機で買った物

だったんだけれど。

 

勿論、彼女とそういう雰囲気になった時に

1個ぐらいは持っておきたいというのも

あったけど。(初体験に備えて)

それが今回、見つかったんだけれど。

 

母だけど、こんな事もあった。

これは僕が30代後半の時に、

結婚する時、母が言った

言葉だけど。。

こんなこと言ったんだよ。

 

『結婚本当におめでとうね。

そのうちお嫁さんも妊娠したり

することもあるかもしれないけど、

それは自然なことなんだからね。

何も心配しなくてもいいのよ。』

とこう言ったのだ。

 

<はっ?自然??心配???>

と、どこまでも耳を疑った。

 

俺は、性知識0の小学生か!!

SEXに罪悪感を覚える初体験も

未だの童貞男かと。笑

 

まあ、こういうちょっと変わった?

母だったので、高校生の時、

彼女が出来た時も、うるさかった。

 

このコンドームが見つかった時も

言われた。

 

『ところで、あなた誰と付き合ってるの?』

『お母さんが知らないとでも思ってるの?』

『あなた変わったもの。』

『それも、その子と使うつもりだったんでしょ?』

『どんな子なの?』

『彼女がいるなら今度連れてきなさいね』

『女の子に、変なことしちゃダメよ。。』

 

『うるせーな。変なことって何だよ?

大体、彼女なんて、いねーよ。』

 

と言ってみたものの

母を騙すことは、

出来なかった。。

 

確かに、僕は、母が

言ってるように変わったかも

しれない。

 

身だしなみにも

気を払うようになったし。。

タクティクスやポーチュガルの

オーディコロンなんかも

使いだしたし。。

 

髪の毛も、田原俊彦

通っている美容室を見つけ

南青山まで電車に乗って

カットしに行っていたし。

 

僕が、ほんの少しずつだけれど、

色気付いていったことを、

母は見逃さなかったのかも

しれない。

 

※7に続きます。

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